レモンの葉っぱの油胞の主成分はD-リモネンという香り成分

レモン果実の表面は小さな点がたくさんあります。これは油胞と呼ばれ、精油が詰まっています。この精油は香りの源となり、主成分はD-リモネンですが、そのほかにβ-ピネン、γ-テルピネンなどが含まれています。オレンジ油、オレンジオイルとも呼ばれます。

レモンの果実は料理の香り付けのほかに、香水、シャンプー、リンス、石鹸などの香料としても利用されています。油胞は果実だけでなく、葉っぱや枝にもあるので、私はよくエカキムシが葉っぱの中を移動している時につぶしますが、その時、指にレモン果実の皮をつぶした時と同じ香りが付きます。枝を剪定ばさみで切った時にも同様の香りがします。

D-リモネン((+)-リモネン)
D-Limonene((+)-Limonene)

limonene

β-ピネン
β-Pinene

β-pinen

γ-テルピネン
γ-Terpinene

γ-terpinene

レモンの葉っぱの油胞

レモンの葉の油胞レモンの葉の油胞(2017年7月30日)
レモンの葉の油胞レモンの葉の油胞(2017年7月30日)
レモンの葉の油胞レモンの葉の油胞(2017年7月30日)

レモンの葉っぱの拡大写真

レモンの葉の油胞レモンの葉の1枚目の写真を拡大。粒径には分布があるようです。(2017年7月30日)
レモンの葉の油胞レモンの葉の2枚目の写真を拡大。(2017年7月30日)
レモンの葉の油胞レモンの葉の3枚目の写真を拡大。輪郭の部分が油胞が連続しているように見えます。(2017年7月30日)

D-リモネン、β-ピネン、γ-テルピネンのIUPAC名

D-リモネンの体系名(IUPAC名)は1-Methyl-4-(1-methylethenyl)-cyclohexene、または4-Isopropenyl-1-methylcyclohexeneとなります。慣用名はp-Menth-1,8-dieneです。和名は1-メチル-4-(1-メチルエテニル)-シクロヘキセン、または4-イソプロペニル-1-メチルシクロヘキセンとなります。慣用名はp-Menth-1,8-diene(p-メンタ-1,8-ジエン)です。
DL-体(ラセミ体)の場合は、DL-limonene(DL-リモネン)またはDipentene(ジペンテン)となります。DL-体(ラセミ体)とは、D-体とL-体がちょうど半分ずつ混ざっているものをいいます。

β-ピネンのIUPAC名は(1S,5S)-6,6-Dimethyl-2-methylenebicyclo[3.1.1]heptane、和名は(1S,5S)-6,6-ジメチル-2-メチレンビシクロ[3.1.1]ヘプタンとなります。

γ-テルピネンのIUPAC名は4-Methyl-1-(1-methylethyl)-1,4-cyclohexadiene、和名は4-メチル-1-(1-メチルエチル)-1,4-シクロへキサジエンとなります。

D-リモネン、β-ピネン、γ-テルピネンの水溶性

D-リモネン、β-ピネン、γ-テルピネンのいずれも分子中に水に溶けるための親水基を持っていないため、水には溶けません。いわゆる油です。ただし、γ-テルピネンは水への溶解度が23.4mg/L(25℃, 1気圧)というデータもあります。1リットルの水に23.4mg溶けるということですが、この程度ではほとんど溶けないので水溶性があるとはいえません。







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