産卵のために飛来するナミアゲハと産みつけられた卵と幼虫

ナミアゲハ

柑橘類の葉っぱにはアゲハ蝶が産卵にやってきます。アゲハにもいくつかの種類があるようです。飛んできているのはナミアゲハです。普通に見かけるので、並揚羽というのでしょうか。

このナミアゲハ、産卵にやってきたら人間がいなくてもなかなか逃げません。種の保存のため、卵を産みつけるのに必死だからでしょう。

ベランダに飛んできたナミアゲハ

ナミアゲハベランダに飛来したナミアゲハ。(2017年6月5日)
ナミアゲハベランダに飛来したナミアゲハ。(2017年7月20日)
ナミアゲハベランダに飛来したナミアゲハ。(2017年7月20日)
ナミアゲハベランダに飛来したナミアゲハ。(2017年7月20日)
ナミアゲハベランダに飛来したナミアゲハがレモンの葉っぱに産みつける瞬間。(2017年7月20日)
ナミアゲハベランダに飛来したナミアゲハがレモンの葉っぱに産みつける瞬間。(2017年7月20日)
ナミアゲハベランダに飛来したナミアゲハがレモンの葉っぱに産みつける瞬間。(2017年7月20日)
ナミアゲハベランダに飛来したナミアゲハがレモンの葉っぱに産みつける瞬間。(2017年7月20日)

産みつけられたナミアゲハの卵

ナミアゲハがよくベランダに飛んできて、発芽したばかりの柑橘の葉っぱに卵を産みつけます。樹齢が若いシークヮーサーの実生苗の方が狙われる場合もありますが、香りの強いレモンの接ぎ木苗の若葉が被害にあうことの方が多いという印象です。

ナミアゲハの卵レモンの葉っぱに産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年6月5日)
ナミアゲハの卵レモンの葉っぱに産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年6月11日)
ナミアゲハの卵レモンの実に産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年6月11日)
ナミアゲハの卵百目柿の実生にも植え付けていました。(2017年7月20日)
ナミアゲハの卵レモンの葉っぱに産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年7月20日)
ナミアゲハの卵シークヮーサーの実生苗の葉っぱに産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年7月20日)
ナミアゲハの卵レモンの葉っぱに産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年7月20日)
ナミアゲハの卵レモンの葉っぱに産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年7月23日)
ナミアゲハの卵レモンの葉っぱに産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年7月23日)
ナミアゲハの卵シークヮーサーの実生苗の葉っぱに産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年7月24日)
ナミアゲハの卵シークヮーサーの実生苗の葉っぱに産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年7月24日)
ナミアゲハの卵サワーポメロ(パール柑)の実生苗の葉っぱに産みつけられたナミアゲハの卵。(2017年7月24日)

ナミアゲハの幼虫

ナミアゲハの幼虫レモンの葉っぱにいたナミアゲハの幼虫。1齢幼虫と思われます。(2017年7月23日)
ナミアゲハの幼虫レモンの葉っぱにいたナミアゲハの幼虫。これも1齢幼虫と思われます。(2017年7月23日)
ナミアゲハの幼虫シークヮーサーの葉っぱにいたナミアゲハの幼虫。2齢幼虫から4齢幼虫の間です。鳥の糞のようです。(2017年5月8日)
ナミアゲハの幼虫シークヮーサーの葉っぱにいたナミアゲハの幼虫。2齢幼虫から4齢幼虫の間です。(2017年5月8日)
ナミアゲハの幼虫甘夏の実生にいたナミアゲハの幼虫。5齢幼虫。サナギになる前の幼虫なので終齢幼虫ともいいます。なかなか愛嬌がある姿をしていますが、怖いと思う人が圧倒的に多いのでしょうね。(2017年6月3日)
ナミアゲハの幼虫葉っぱを摘んでじっくり観察。お尻のあたりに蜘蛛の巣が付いています。(2017年6月3日)
ナミアゲハの幼虫正面から観察。ガチャピンに似ているのは色だけ?(2017年6月3日)
ナミアゲハの幼虫斜め上から観察。2つの眼状紋の間に面白い模様があります。(2017年6月3日)
ナミアゲハの幼虫斜め横から観察。(2017年6月3日)

アゲハの幼虫はよく見ると愛嬌のある顔をしています。実際はイモムシ本体の先端に小さい顔があって、大きな黒い目に見えるのはただの模様(眼状紋)です。でも、多くの人はそれが目であると思っているかもしれませんね。相手に恐怖を与えるために進化の過程でそうなったのでしょうか。

この幼虫をつかまえたり、棒でつついたりしてストレスを与えるとオレンジ色の触角のようなものが先端の小さい頭の少し後方辺りから出てきます。これは臭角といって、ナミアゲハの場合は黄色い臭角です。この色によって大まかな種類がわかります。この臭角は一見、大きな目(眼状紋)の下の鼻の先端から出ているように見えます。それがみかんの葉っぱの香りを濃縮したような、何とも言えないけっこう強烈なにおいです。敵を威嚇しているといわれています。この幼虫をニワトリに食べさせると、毎回、最初は躊躇しています。最終的には猛者の大きなオスが食べますが、メスや小さいニワトリはなかなか食べないことが多いです。つつかれた時にゴムのように見えます。皮は意外に厚いです。しばらく観察してニワトリも食べないと判断した場合は自分で処分しています。そのままにしていたら、また木に戻って食害しかねません。

アゲハは子孫を残すために必死になって産卵場所を探して産みつけていきますが、こちらは卵や幼虫は見つけたら処分しなければなりません。可哀想ですがしかたありません。






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