アイキャッチ画像は今回使った梅の果実の中にあったよく色づいた梅の果実です。
CONTENTS
4種類の焼酎と南高梅を用いた4種類の梅酒
梅にはクエン酸が豊富に含まれています。梅の用途としては梅干しか梅酒が一般的です。クエン酸を摂る方法としては梅干しより梅酒の方が簡単で、飲むのを楽しむこともできます(未成年はだめですけど)。
今回、下記の4種類の焼酎と南高梅を用いて梅酒を仕込んでみました。ただし、ホワイトリカーで漬けた梅酒に追加した梅の果実は南高梅ではありません。芳野梅となっていました。熊本県の河内町方面でつくられた梅のようです。
※ 度数は体積パーセント濃度と同じです。
焼酎「蔵の神」で漬けた場合
この焼酎「蔵の神」は25度です。
黒糖焼酎「島のナポレオン」で漬けた場合
この黒糖焼酎「島のナポレオン」は25度です。
黒糖焼酎「里の曙」で漬けた場合
この黒糖焼酎「里の曙」は43度です。
ホワイトリカーで漬けた場合
このホワイトリカーは35度です。
個人の好みでランキング
1ヶ月半経過した時点で飲み比べた結果、個人的な好みで美味しいと思ったのは下表の通りです。
まとめ
今回、梅の果実の重さは量らずに適当に仕込んだので、クエン酸の濃度の順位は予想できませんが、実際に飲んだ感じでは里の曙を使った梅酒が最も酸っぱかったです。しかし、アルコール濃度が高いので薄めて飲むことを考えると、生(き)で飲んで美味しかった25度の焼酎が最も美味しいと思いました。ただし、長持ちするかどうかの観点からは、25度の焼酎で漬けた梅酒は早めに飲んでしまった方が良さそうです。まあ、心配は要らなそうですが(笑)・・・
クエン酸を効率的に摂るという意味での今回の検討では、25度の焼酎で漬けた梅酒がストレートで飲んでも酸味が程よくあって良かったです。梅干しを毎日食べるのは自分ではなかなか難しいですが、梅酒なら毎日少しずつ飲むことはさほど難しいことではありません。
今回は梅は色づいたものを用いましたが、とても香りがよく、漬けたあとも青々した梅よりエキスが早く抽出できるような気がしました。青い梅を使った梅酒より、私は今回のように少し熟れた感じの果実で漬けた梅酒が好きです。ただ、梅は入手するタイミング次第で青かったり熟れていたりするでしょうから、例えばそれが故郷の物産館だったりすると頻繁に店に行けなかったり、買ってもらっていたりしても漬けるまでの間に傷んだりするので、なかなか自分でコントロールするのは難しいですね。その年の気候も大きく関係しますし、そこはもう運ですね。