レモンのリモネンはむしろ少ない!油汚れを落とすにはどの柑橘がいい?

レモンで電子レンジの油汚れを落とす

最近、テレビで電子レンジの油汚れを落とすのに半分に切ったレモンをチンしているのを見ました。レモンの果皮に含まれるリモネンがチンすることによってレンジ内に揮発し、油にしみ込んで軟らかくするので、拭き取ることができるという原理です。そこで、レモン以外の柑橘ではリモネンがどのくらい含まれてるのか調べてみました。

monoterpene

リモネンが多く含まれる柑橘類


フルーツ100gに含まれるリモネン(mg)

フルーツ
リモネン(mg)
オレンジ
160
グレープフルーツ
8
レモン
25
ライム
135
柚子
135

レモンに含まれるリモネンは意外に少なく、オレンジやライムや柚子の方がレモンの5〜6倍含まれていることがわかります。しかし、テレビ的に映えるというか、すぐ手に入るので一般の人に分かりやすいのはレモンだと思います。コスト的にもレモンが安いです。

ちなみにグレープフルーツにはリモネンがほとんど含まれていないのは、ちょっと意外でした。上の表の中ではオレンジが最も効果的に油汚れを落とすことができると思われます。でも、オレンジは割と手に入らない気がします。

リモネンはモノテルペン

d-Limonene as a Monoterpene

リモネンはモノテルペンに分類されます。モノテルペンとは、ゴムの原料であるイソプレン(2-メチル-1,3-ブタジエン)が2個含まれている、C10H16の分子式を持つものと定義されています。イソプレンの分子式はC5H8なので、C10H16はその2倍であることがわかります。実際に上の構造式は2倍になっています。

上記の構造式の赤い線で表わした部分がイソプレン単位です。イソプレンが2個くっついてできたものであることがわかります。線形(非環式)のものと環を含むものがあるとされていて、モノテルペンに最も多く含まれるのは六員環であり、リモネンはその代表例といえます。

まとめ

リモネンが最も含まれているのはレモンではなく、むしろオレンジ、ライム、柚子の方が5〜6倍含まれています。レモンのリモネン含有量はむしろかなり少ないといえます。おそらくテレビで使われた理由はレモンがポピュラーでわかりやすかったからではないでしょうか。

でも、実際にオレンジやライムや柚子を使うとなるとちょっと割高な感じがするので、やはりレモンになるかもしれません。オレンジその他の柑橘類で香酸柑橘でないものは皮を剝いて普通に食べるので、その皮を用いればいいかもしれませんね。どのみち捨てるだけなので、有効利用になります。








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