レモンの実生苗の鉢植え栽培

No.4
収穫までの予想年数 8年
栽培地 熊本
コスパ
おすすめ度

レモンの実生苗の鉢植え栽培

上のアイキャッチ画像は7月20日時点のものです。

レモンの種が発芽したので鉢植えで栽培

レモンは一部の品種を除けば種から育てても親と同じものができるといわれています。しかし、実が生るまでに一般に10年〜15年以上かかるといいます。その点、市販の接ぎ木苗なら早ければ2〜3年で同じ品質の実が生るので、品質の確実性と結実年数の短さにこだわる場合は実生苗の栽よりは接ぎ木苗の栽培の方がいいと思います。しかし、優良突然変異個体の可能性を求めるなら実生苗の栽培を選択しなければなりません。

寒い気候の土地では柑橘類はあまり育たないので、鉢植えにして冬は室内に入れることが必要になります。

そこで、ここでは田ノ浦の道の駅で買ってきたレモン3個の種を蒔いて得られた実生苗を栽培することにしました。地元の人が栽培したものです。品種はわかりません。シークヮーサーと比較するために栽培しています。

今のところ1個の種から複数の芽が出てきたものはありませんが、雑種胚だとしてもそのまま育てていこうと思います。現在、複数の実生苗を鉢植えで育てています。その過程を下記に示します。

これまでの経過

レモン2017年7月1日に田ノ浦の道の駅で買ったレモン3個。地元で作ったレモンです。
レモンの断面と種2017年7月4日に割った小さい方の黄色のレモン。断面に種が見えます。
レモンの種2017年7月13日時点で芽が出てきた種と出てきつつある種。1週間以上、オクラを栽培しているプランターに蒔いていました。梅雨の時期のせいか、皮を剝かずにおいていたのですが発芽していました。
レモンの種からの栽培全部土に浅く埋めました。
レモンの種2017年7月15日、さらにレモンを食べたあとに種が出ました。載せておきました。最初はヌルヌルしているので、翌日に外皮種を剝くことにします。
レモンの種2017年7月16日、外皮種を剝いて浅く埋めました。剝いた外皮種も鉢の中に置きました。
レモンの芽2017年7月17日、最も生長していた1本が頭をもたげてきました。
レモンの芽2017年7月19日、葉っぱが生長してきました。
レモンの芽横から撮影。
レモンの芽
2017年7月22日現在、3本になりました。
レモンの芽2本目。(2017年7月22日)
レモンの芽3本目。(2017年7月22日)
レモンの芽
2017年8月18日現在、7本あります。(2017年8月18日)
レモンの芽7本のうち、5本はけっこう伸びています。(2017年9月13日)
レモンの芽7本のうち2本はあまり伸びていませんが、そのまま間引きせずに放置しています。(2017年9月28日)
レモンの実生そろそろ鉢を大きいものに替えてもいいと思われます。(2017年10月7日)
レモンの実生の根鉢の下から根が出て来ています。(2017年10月7日)
レモンの実生の根
鉢をひっくり返して中を見てみたら、けっこう根が張っていました。(2017年10月7日)
レモンの実生5号鉢に替えました。もっと大きく育ってくれるでしょう。(2017年10月7日)
レモンの実生上から見るとけっこう繁っています。(2017年10月22日)
レモンの実生今朝は冷え込んだので先端が少しだけ萎れていました。しかし、他の鉢の実生苗と比べると耐寒性はあるように思われます。(2017年12月4日10:56)
レモンの実生午後になってもこの写真の様子とほとんど変わらなかったので、同時に栽培している他の品種の(今朝萎れていた)実生苗と比べると相対的に耐寒性はあるといえます。代表的なレモンの品種でリスボンというのがありますが、それは耐寒性があると言われています。
一方、ユーレカやビアフランカは耐寒性はリスボンに劣るといわれています。だからといって、この実生苗の品種が断定できるわけではありませんが、ユーレカやビアフランカよりはリスボンである可能性が高いかもしれません。(2017年12月4日10:56)

まとめと今後の予定

シークヮーサーと違って、1つの種から複数の芽が出てきたものは今のところありません。ここで2つの可能性が考えられます。

1つ目は、この種が多胚性の種であった場合です。芽が1本しか出てこなかった場合、雑種胚が小さすぎて出てこれなかった場合と、純系単胚になっていた場合です。いずれにしてもそのまま育てても親と同じものが得られるので差し支えないです。

2つ目は、もしかしたらこのレモンの品種は多胚性のリスボンなどではなく、雑種単胚のマイヤーレモンであった場合です。この場合は親と同じものは得られないことになります。

おそらく上記の1つ目だと予想しますが、どちらであったとしても、これらの実生苗は鉢植えで育てる予定です。鉢を随時大きくしながら育てていきます。鉢植えの長所は冬の厳しい冷え込みを避けることができる点です。また、うまくやれば地植えの場合より結実年数を短縮できるといいます。しかし、欠点は、鉢植えは地植えと比べてどうしても木が小さいということです。鉢の容積が有限のため、木の生長に制限がかかってしまいます。そのため、収穫量も少なくなります。それでも、畑に植えて寒さで枯れてしまうよりはましです。また、仮に育てた木がいま一つだったとしても、盆栽に転用することも可能です。よって、この実生苗の鉢植えは盆栽への拡張性も加味して、市販の接ぎ木苗の鉢植えに次いで第2位としました。

2017年12月4日現在、7本育っています。今後、もう少し絞り込んでいく必要があります。今度鉢を大きいものに替える時に間引きします。抜き取ることができない場合、茎の根元付近から切り落とすつもりです。


レモンの実生苗のデータと予想される結果年数

レモン果実を入手した場所
田浦町の道の駅
苗の種類
実生苗
栽培場所
ベランダで鉢植え
予想される結果年数
8年
実生苗の形質
たぶん単胚性







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