収穫までの予想年数 | 8年〜10年、あるいはそれ以上 |
---|---|
栽培地 | 鹿児島 |
コスパ | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
おすすめ度 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
シークヮーサーの実生苗の地植え栽培
アイキャッチ画像は2017年7月19日現在の実生苗です。
これまでの経過
実生苗を地植えするにしても、ある程度までは鉢で育てないと無理だと思います。なぜならば雑草に囲まれてわからなくなるからです。ある程度育っても、やはり雑草と間違われて草刈り機で刈られてしまうでしょう。
実生苗を得るまでの経過は下記の通りです。



まとめと今後の予定
上に示した写真から、4個の種を4ヶ所に蒔いていたら、そのうちの少なくとも2ヶ所は1個の種から複数の芽が出ていることがわかりました。その2ヶ所から最低でも1本ずつ安定した実生苗が得られれば、それでいいと思います。それらをある程度まで鉢植えで育てて、そして畑に移植します。相対的に大きくなってきている2本は1個の種から1本の芽が出てきたのですが、だからといって単胚性の種であるわけではないので、そのまま育てます。
畑に植えてから実が生るまで長い年月がかかってしびれを切らしたら、ある程度木が大きくなった木を台木としてすでに実が生っているシークヮーサーの枝を高接ぎすることも選択肢としてあります。でも、実験としては実生で実が生るまでというスタンスを貫く木と、接ぎ木用の木と分けるべきだと思います。いずれにしてもゼロからだと気長に待たなければなりません。
実生の木では実が生るまでに10年近い非常に長い年月がかかることと、畑に植えると小さいうちに草刈り機で刈られる危険性と、若木がアゲハ蝶に卵を産みつけられて幼虫に食い荒らされる可能性、さらに冬の霜や北風に打たれて枯れてしまう可能性も排除できないので、鉢植えより不安定という意味で、私が試している4つの方法では3位の実生苗の鉢植え栽培よりも低い4位(最下位)としました。鉢植えだと、うまくやれば結実年数を短縮できる可能性もあるようなので、その可能性も考慮して実生の鉢植えを第3位としました。
2017年12月4日現在、1本だけ大きくなっています。しかも、分岐が見られない棒苗なので、分岐した大苗になりそうな別の鉢のシークヮーサーの実生苗の方が仕立て方が簡単そうです。
2017年12月4日から3年経過した2020年12月9日現在、4本の実生苗のうち中央の1本だけかなり上に伸びて曲がっています。このままでは横に広がるのが難しいので上部を切り取る必要があります。一般に実生苗は接ぎ木苗に比べて実が生るまでの年数がかなりかかると言われています。その理由は実生苗は樹勢が強くて上に上にと伸びていくので、実が生るために必要な養分が幹の成長に使われてしまうからだと言われています。そこで、幹の上部を切断して上に伸びないようにすれば横に広がるようになります。さらに、枝を曲げたりしてうまく仕立てれば実が生るようになると考えられます。
鉢植え用の実生苗は最低1本あればいいのですが、予備も兼ねて残りの3本もしばらくはこのまま一緒に育ててみようと思います。
地植えの実生苗のデータと予想される結果年数
2017年7月いっぱいで発芽してから2ヶ月半。 |
|